一番だしと二番だしとでは、味の濃厚さが異なるので、料理の用途も多少違ってきます、と習いました。
一番だしはめんつゆやお吸い物に向いいて、二番だしは、しっかりと味を付ける煮物や味噌汁に向いているというのが通説です。料理本などを読むとそれぞれの特徴を理解した上で、それぞれのだしに合った料理をすることが大切だと書かれています。
でも毎日毎日お料理をしていて、めんつゆやお吸い物は作らないんだけどなあという時、結局一番だしをお味噌汁などに使うことになってしまいます。昔はしょうがなく一番だしのみを使用していましたが、一番だしの作り方は昆布もカツオもさっと取り除いてしまうので、なんか勿体無いような気がして仕方がありませんでした。土井善晴先生の『まねしたくなる土井家の家ご飯』の中で、土井先生が「これは一番だしといって、お料理やさんのお吸い物専用のだしなのです。(中略)味噌汁や煮物に、そこまで繊細な出汁は必要ありません。」とおっしゃっていて、なんだかすごくほっとしました。毎回一番だしをとらなきゃいけないという変なルールから解放されてすごく自由になった気がしました(笑)
その日から私は土井善晴先生が紹介されていた家庭だしの方法でだしをとっています。昆布を先に水につけておく必要もないし、贅沢しているという感もなく、しかもおいしいです!
このだしを使っていろんなものが作れます。以下のものがその一部です。
めんつゆ
天丼のたれ
味噌汁
これだとかなり時間が節約出来てありがたいです。